2人の歩みを語る上で欠かせないのが、2011年放送の連続ドラマ『マルモのおきて』です。当時6歳だった2人は、過酷な撮影スケジュールを支え合いながら駆け抜けました。劇中ユニット「薫と友樹、たまにムック。」名義でリリースした『マル・マル・モリ・モリ!』は出荷枚数80万枚超、デジタル配信数万件を突破し、社会現象となりました。
子役時代の経歴を振り返ると、芦田愛菜は映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を史上最年少(当時6歳)で受賞。鈴木福もドラマ『妖怪人間ベム』や『コドモ警察』で主演を務めるなど、2010年代前半のエンタメ界を牽引しました。
注目すべきは、成長に伴う「お互いの呼び方」の変化です。幼少期は現場でもテレビ番組でも「まなちゃん」「福くん」と無邪気に呼び合っていましたが、中学生以降の共演番組や対談では「芦田さん」「鈴木くん」、さらにはオフィシャルな場では敬称付きの丁寧な言葉遣いへと自然にシフトしていきました。
この変化に対して一部のファンからは「距離ができて寂しい」という声も上がりましたが、現場スタッフの証言によれば、これはプロの俳優同士として互いを一人前の表現者として認めているからこその礼儀です。カメラが回っていない控室などでは、当時の空気感を思い出したかのような屈託のない笑顔で言葉を交わす場面も見られます。