費用の全体像を正確に把握することは、後悔を防ぐための大前提です。和室をフローリングに変更する手法には、既存の畳を撤去して骨組みから高さを合わせる「張り替え工法」と、畳の上に直接床材を敷設する「重ね張り工法」が存在します。費用を圧縮したい一心で重ね張りを選ぶ人が目立ちますが、将来的なカビリスクや段差の発生を考慮すると、中長期的なコストパフォーマンスは大きく異なります。
一般的に、戸建て住宅やマンションの標準的な6畳間リフォーム費用を業者に依頼した場合、解体・下地工事を含めて約10万〜20万円が標準的な相場です。さらに、撤去した古畳は産業廃棄物扱いとなるため、畳処分費用相場として1枚あたり約2,000円〜5,000円(6畳で1.2万〜3万円程度)の費用が別途発生します。
さらに注目すべきは、住宅省エネ化の国策連動です。2026年現在、国土交通省・環境省が推進する既存住宅向けの省エネ改修支援事業をはじめとする2026年最新リフォーム補助金において、床の断熱改修工事を伴うフローリング化は一定の要件を満たすことで補助対象となります。自治体が独自に実施する高齢者同居向けバリアフリー化助成金と併用することで、工事実質負担額を数万〜十数万円規模で圧縮できるケースも珍しくありません。事前に自治体の窓口や登録施工業者へ確認することが賢明です。