Q1:皮膚科の保険診療だけでアトピーの色素沈着は治せますか?
A1:表皮性の浅い色素沈着であれば、保険診療の範囲内(保湿剤や抗炎症薬による完全消炎、内服のトラネキサム酸やビタミン剤)で肌のターンオーバーを整えることにより、十分に薄く目立たない状態まで改善可能です。ただし、真皮層深くまで沈着したメラニンや、長年の摩擦で網目状になった首のダーティネックを短期間で劇的に白くしたい場合は、保険適用外となるレーザー治療やハイドロキノン等の自由診療が必要となるケースが多く見られます。
Q2:首の黒ずみ(ダーティネック)は何ヶ月くらいで目立たなくなりますか?
A2:完全に掻破行動がなくなり、炎症がゼロの状態を維持できた場合、早くて半年、通常は1年〜2年程度の期間を要します。首は皮膚が非常に薄く、衣類の摩擦や頭部の動きによる物理的ストレスを受けやすいため、他の部位に比べてメラニンの排出に時間がかかります。最新のピコトーニング治療を併用した場合は、5〜6ヶ月(5〜8回程度の照射)で明らかなトーンアップを実感する症例が増えています。
Q3:市販のハイドロキノンクリームを使っても大丈夫ですか?
A3:アトピーの既往がある肌への市販ハイドロキノンの自己判断使用は推奨されません。ハイドロキノンは美白効果が高い反面、アレルギー性のかぶれを起こしやすく、バリア機能が低下した肌に塗ると高確率で接触皮膚炎を発症します。使用したい場合は、必ず美容皮膚科やアレルギーに精通した皮膚科専門医を受診し、肌のバリア状態を確認した上で、濃度の低い医療機関専売品を処方してもらうのが原則です。