プロ野球のポストシーズンを理解するうえで、最も混同されやすいのがクライマックスシリーズと日本シリーズの違いです。結論から言えば、クライマックスシリーズ(CS)は「各リーグの代表決定戦」であり、日本シリーズは「セ・パ両リーグの年間王者を決める最終決戦」という位置づけになります。
日本プロ野球(NPB)において、143試合を戦い抜いて勝率1位となったチームが名誉ある「リーグ優勝球団」です。CSが導入される以前は、リーグ優勝した2チームがそのまま日本シリーズへ直行していました。しかし、CSが導入された現在では、どれほど大差をつけてペナントレースを制覇しても、CSを勝ち抜かなければ日本シリーズに進出することはできません。
ここで押さえておきたいのが、CS進出条件と順位決定方式です。出場権を得られるのは、セ・リーグおよびパ・リーグのレギュラーシーズン上位3チームのみ。順位は勝率順で決定され、勝率が同率で並んだ場合は、各リーグの取り決めに基づき「当該球団間の対戦勝率」「前年度順位」などの規定によって厳密に順位が確定します。
また、シーズン中盤の山場であるセパ交流戦とCSの関係も見逃せません。交流戦の全18試合で積み上げた勝ち越しや負け越しは、そのままレギュラーシーズンの通算成績に加算されます。交流戦で大きく貯金を作ったチームがそのままCS進出圏内に踏みとどまるケースや、逆に交流戦の失速が響いてAクラス(3位以内)から転落するケースが後を絶ちません。交流戦の行方は、秋のポストシーズン進出争いの命運をダイレクトに左右する重要なファクターとなっています。