ハーバリウムオイルの捨て方を実践する前に、まず把握しなければならないのが「ボトルのオイルがどちらの成分か」という点です。市販品や手作り品を含め、流通しているオイルの大半はミネラルオイル(流動パラフィン)かシリコーンオイルのいずれかです。
ここで多くの人が陥る罠が、食用油凝固剤で固めるという選択肢です。市販の油処理剤(テンプルなど)は、植物油の脂肪酸と反応してゲル化する熱活性化構造を持っています。石油系炭化水素であるミネラルオイルの場合、ある程度固まることもありますが、化学合成樹脂であるシリコーンオイルは成分が全く異なるため、いくら加熱して凝固剤を投入しても一切固まりません。むしろ「高温に熱した危険な油がドロドロのまま残る」という極めてリスキーな事態に陥ります。
油の種類が見分けられない場合でも、牛乳パックと新聞紙で吸わせる方法を用いれば、油の成分差を気にする必要が一切なくなります。油を加熱するリスクを冒すより、物理的に紙へ吸着させる手法を選択するのが確実な判断です。