松江しんじ湖温泉の魅力は、一泊数十万円の高級ステイだけにとどまりません。出雲路を巡るドライブの合間や、松江城下町の散策途中にふらりと立ち寄れる「日帰り入浴」や「無料の足湯」も、旅情を掻き立てるハイライトです。
真っ先に訪れたいのが、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅の駅前広場にある「駅前足湯」です。屋根付きの東屋構造になっており、電車やバスの待ち時間に気軽に77度の源泉のぬくもりを体験できます。朝早くから地元住民と観光客が肩を並べて湯に浸かる光景は、どこか長閑で温かな空気に満ちています。
さらに温泉街を東へ数分歩いた湖畔沿いに鎮座するのが、湯元に感謝を捧げるために建立された「お湯かけ地蔵尊」です。地中深くから滾々と湧き出る源泉が地蔵尊の足元に注がれており、柄杓で熱い湯を地蔵の肩にかけることで、無病息災や旅の安全を祈願できます。地蔵尊のすぐ脇にも足湯が整備されており、湖面を渡るそよ風を感じながら足を浸す時間は、費用をかけずに楽しめる極上のリフレッシュポイントです。
しっかり全身浴で名湯を味わいたい日帰り派には、日帰り入浴を受け入れている「ホテル一畑」の展望大浴場や、地元住民に愛される公衆浴場「千鳥湯(ちどりゆ)」がおすすめ。千鳥湯は昭和の面影を色濃く残す銭湯スタイルの施設で、加水を抑えた熱めの天然温泉をワンコイン感覚で堪能できます。