南ヶ丘牧場を訪れる多くの旅行者が吸い寄せられるのが、場内のミルク茶屋や売店で提供される自家製スイーツと軽食です。とりわけ「ガーンジィゴールデンミルク」を惜しみなく使用したプレミアムソフトクリームと、満州仕込みの手作りピロシキは、一般的なレジャー施設の飲食レベルを遥かに超越しています。
乳脂肪分5%超!奇跡のガーンジィゴールデンミルク プレミアムソフトクリーム
日本国内で飼育されている乳牛の約99%はホルスタイン種ですが、南ヶ丘牧場が創業初期から頑なに守り続けているのは「ガーンジィ種」と呼ばれるイギリス・ガーンジー島原産の乳牛です。国内飼育数は全乳牛のわずか0.5%以下(数百頭規模)という極めて希少な品種であり、そのミルクは黄味がかった美しい淡金色を帯びていることから「ゴールデンミルク」と称されます。
この生乳を贅沢に凝縮した「プレミアムソフトクリーム」は、口に含んだ瞬間に生クリームのような圧倒的な濃厚さが広がりながらも、良質な不飽和脂肪酸が多いため後味には驚くほど嫌なベタつきが残りません。SNSやレビューサイトでも「濃厚なのに喉が渇かない」「これを目当てに東北道を途中下車する価値がある」と絶賛される所以です。
満州の味を今に伝える「名物ピロシキ」とどこか懐かしい「ロシアパン」
牧場グルメといえばバーベキューや乳製品が定番ですが、南ヶ丘牧場のもう一つの絶対的看板が「名物ピロシキ」です。創業者が満州時代に現地の白系ロシア人から直接手ほどきを受けた秘伝のレシピを、今も職人が手包みで守り続けています。
豚挽肉、キャベツ、玉ねぎをじっくり炒め、ブラックペッパーで程よくアクセントを効かせた具材が、もっちりとした自家製パン生地の中にぎっしりと詰まっています。揚げたてのカリッとした食感とジューシーな肉汁のハーモニーは、ドライブ中の小腹を満たす最高のスナックです。また、素朴で噛むほどに小麦の滋味が広がる「ロシアパン」も、トースターで軽く温めて有塩バターを乗せると絶品であり、午前中に完売することも珍しくない人気お土産となっています。
食事処の評価:自家製タレが際立つ「ジンギスカン ランチ」の実力
場内の大型レストラン「庄屋」で提供されるジンギスカンは、創業当時から親しまれてきたロングセラーメニューです。特有のクセが少ない上質なラム肉と、那須の大地が育んだシャキシャキの高原野菜を、創業以来改良を重ねてきた秘伝のリンゴ入り自家製タレで焼き上げます。「脂っこくなく、野菜が驚くほどたくさん食べられる」と中高年層やファミリー層からの支持が厚く、ランチタイムには行列が途切れません。