ネット上のレビューサイトやSNSコミュニティを精査すると、動坂食堂の評判は驚異的な高水準を維持しています。「何を食べても昭和の温もりと職人技がある」「料理が出てくるスピードと回転率のバランスが見事」といった絶賛の声が並びます。特に動坂食堂の口コミで頻出するのが、定食屋としての実力だけでなく、動坂食堂での昼飲み体験に対する深い満足感です。
「休日の午前中、まだ街が動き出したばかりの時間に赤星(サッポロラガー)の大瓶を抜き、アジフライの単品とポテトサラダをつまむ。これ以上の贅沢はない」(40代・男性会社員)
「千駄木散策のついでに寄りました。相席になることもありますが、フロアの店員さんの気配りが心地よく、女性一人でも全く威圧感がありません。お刺身のクオリティは築地や豊洲の専門店と比べても遜色ないレベル」(30代・女性デザイナー)
一方で、リアルな現場検証からは、初訪問者が留意すべきシビアな側面も見えてきます。代表的なのが、ピーク時の混雑とそれに伴う「相席文化」です。昭和の食堂スタイルを色濃く残す同店では、4人掛けのテーブル席に別々の客が同席することは日常茶飯事です。パーソナルスペースを極端に重視する人や、静寂の中で会話を楽しみたい層からは「落ち着いて食事をする雰囲気ではない」「長居はしづらい」といった戸惑いの声も一部で見受けられます。
また、料理の提供順序が前後することもあります。これは注文を受けてから魚をさばき、フライを揚げるという手作りの工程を頑なに守っている証左でもありますが、ファストフード的な画一的サービスを期待していくとギャップを感じる原因となります。