完全房室ブロックとは?突然死を防ぐ前兆と心電図・治療を徹底解説

完全房室ブロックとは?突然死を防ぐ前兆と心電図・治療を徹底解説

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救急救命センターや循環器病棟に搬送されてくる患者のカルテを検証すると、発症前に何らかのシグナルを感じていながら、加齢や疲労のせいにして放置していたケースが極めて目立ちます。

「半年前から散歩の途中にフッと意識が遠のくことがあったが、貧血だと思い込んで内科に行かなかった」「最近妙に疲れやすく、スマートウォッチを見たら安静時の脈拍が34回を示していて故障を疑った」という患者の手記や家族の証言は珍しくありません。本人は「少し立ちくらみがする程度」と軽く考えていても、心電図を装着した瞬間にモニターのアラームが鳴り響き、心停止が3秒以上記録されて即日緊急入院となる場面に医療従事者は日常的に直面しています。

入院管理下における看護ケア観察項目では、自覚症状の有無にかかわらず、24時間の心電図モニタリングによる心拍数とポーズ(心停止時間)の監視が最優先されます。補充調律の出現頻度、QRS波の幅の変化(幅が広がるほど伝導障害が末梢に及び不安定化している兆候)、血圧低下に伴うチアノーゼや冷汗、尿量減少といった心拍出量低下のサインを細かく確認します。また、ベッドサイドでの急な立ち上がりによる失神・転倒を防ぐため、車椅子移動の徹底やポータブルトイレの配置など、環境整備が徹底されます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。