SixTONESのメンバーとして圧倒的な存在感を放つ松村北斗の役どころは、物語の感情面における決定的なキーパーソンでした。ジャズバーでピアノを弾く物静かな青年・伊達翼は、当初は瞳を誑かす不審人物のようにも描かれます。
しかし物語中盤、彼の真の目的が「10年前に不審火で亡くなった母親の死の真相究明」であることが判明します。圭太が隠蔽した火災によって母を奪われ、孤独な青年期を過ごしてきた翼の悲痛な叫びと葛藤は、本作屈指のエモーショナルな見どころとなりました。
翼の調査によって10年前の別荘火災の伏線が一気に回収され、圭太は過去の罪と向き合わざるを得なくなります。復讐心と人間的な優しさの間で揺れ動く翼の心情を、松村北斗が憂いを帯びた繊細な演技で表現し、ドラマの評価を大きく押し上げました。