かつて社会問題となった「漫画村」の摘発以降、著作権侵害サイトは「星のロミ」「漫画BANK」「MangaRAW」「rawdev」などと名称やドメイン(.com、.top、.clubなど)を次々と乗り換えながら運営を続けてきました。しかし、関係省庁やCODA(コンテンツ海外流通促進機構)によるホワイトハッカーチームの調査、さらには国際刑事警察機構(インターポール)との連携により、運営サーバーの特定とドメイン差し押さえのスピードは以前と比較にならないほど迅速化しています。
掲示板やSNS上で出回る「寄生獣 全巻 zip」「寄生獣 rar」といった圧縮ファイルにも、深刻な罠が仕掛けられています。セキュリティソフトの検疫をすり抜けるため、二重拡張子(例:.zip.exe)やパスワード付きアーカイブが用いられており、解凍した瞬間にキーロガー(入力履歴盗取プログラム)やランサムウェアが端末全体へ拡散します。実際にITセキュリティ各社の現場検証では、違法アップロードされたアーカイブファイルの約42%に何らかの不正スクリプトやトロイの木馬が混入しているという衝撃的なデータも示されています。
海賊版サイトが急激に閉鎖されていく背景には、Googleをはじめとする大手検索エンジンによる海賊版ドメインのインデックス削除(海賊版対策アルゴリズム)と、広告配信ネットワークからの完全な遮断があります。資金源を断たれた悪質サイトは、より危険なマルウェア配布や詐欺サイトへの強制リダイレクトへ依存せざるを得なくなり、一般ユーザーが足を踏み入れるリスクは過去最悪の水準に達しています。