ネットで話題となった「はすコラ(蓮コラ)」とは一体なぜ生まれたのか?閲覧注意とされる元ネタの由来や、鳥肌が立つほど気持ち悪いと感じる心理的理由、そして集合体恐怖症との関係について、知っておくべき真相と経緯を深掘りしていきましょう。
多くの閲覧者を恐怖に陥れた蓮コラの元ネタは、仏教美術や日本庭園でも馴染み深い鑑賞用植物「ハス(Nelumbo nucifera)」の実です。ハスは花が散った後、中心部にある花托が肥大化し、じょうろの先やシャワーヘッドのような特徴的な多孔質構造を形成します。それぞれの穴の中に収まっている硬い黒褐色の種子が、人体写真の皮膚テクスチャとブレンドされることで、あたかも「皮膚を食い破って何かが寄生している」かのような恐ろしい視覚的イリュージョンが生み出されました。
この蓮の実コラ画像が爆発的に拡散した背景には、インターネット特有のミーム拡散構造が存在します。当時は現在のような高度なフェイク検知AIやプラットフォームの規制基準が存在せず、一度アップロードされた画像は「閲覧注意」「精神崩壊注意」といった煽り文句とともに個人サイトのまとめページやアンテナサイトへと転載されていきました。「怖いもの見たさ」でクリックしたユーザーがショックを受け、その恐怖体験を語り合うことでさらなる閲覧者を呼び込むという、負のエンゲージメントサイクルが完全に機能していたと言えます。