週末を利用して藤村の足跡を辿るなら、まずは都心からのアクセスが良い神奈川県の大磯からスタートするのがおすすめだ。東海道線に揺られながら、車窓の景色がビル群から海へと変わる様子を楽しむ。大磯の旧居跡を訪れた後は、近くの地魚を味わうのもいいだろう。
もし2日間の休みがあるなら、新幹線を使って一気に信州・小諸へ足を伸ばすルートも魅力的だ。小諸の澄んだ空気と千曲川の流れは、都会の喧騒で凝り固まった思考をほぐしてくれる。藤村が歩いたとされる街道を実際に歩くことで、彼の作品に描かれた情景がより立体的に理解できるようになるはずだ。