このスパイクの心臓部にあるのは、極限まで調整された独自のクッショニングシステムだ。前作からさらに改良されたソール構造は、着地時の衝撃をエネルギーへと瞬時に変換する。硬いカーボンプレートとの絶妙な組み合わせが、まるでバネの上を走っているかのような感覚を生み出すのだ。
開発チームは数ミリ単位での設計変更を繰り返したという。その結果、カーブでの安定性が劇的に向上した。特に日本の選手が好む、タイトなトラックのコーナーリングでも横ブレが少ない。この緻密な設計こそが、ランナーの信頼を勝ち取った最大の要因だろう。