日本ワインの聖地として知られる甲州市勝沼地区では、歴史あるワイナリーの葡萄畑を舞台にした夜間限定のデジタルアートイベントが開催されている。夜の静けさに包まれた広大な葡萄棚に、最新のプロジェクションマッピング技術を用いて、ワイン造りの歴史や四季の移り変わりが幻想的に描き出される。
単なる視覚的なエンターテインメントにとどまらず、各スポットではその土地の土壌(テロワール)が育んだワインと、地元食材を使ったフィンガーフードが提供される。五感すべてで山梨の風土を感じられるこのイベントは、事前予約が開始数分で埋まるほどの人気ぶりだ。夜間の観光コンテンツが不足しがちだった地方において、高付加価値な夜間消費を生み出す成功例となっている。