関西ジャニーズJr.の仲間たちとともに結成された関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)。デビュー初期は演歌・歌謡曲テイストの楽曲を歌い、コントやバラエティに体当たりで挑む過酷な日々が続いた。だが、どれほどコミカルな衣装を着せられようと、グループのメインボーカルである渋谷すばるの魂だけは決して飼いならされなかった。
ライブの現場では、衣装のシャツをはだけさせ、マイクを両手で握りしめて絶唱する姿が定番となった。バックバンドを背負い、バンド編成での楽曲が増えるにつれて、彼のボーカルはますます鋭角に研ぎ澄まされていく。周囲が求める「アイドル像」と、自らが求める「表現」の狭間で葛藤しながらも、彼は常にステージ上で魂を燃やし尽くしていた。その生き様そのものが、グループの熱いアティテュードの象徴だった。