川口市民であっても高頻度で陥る落とし穴が、川口警察署の管轄地域に関する地理的な誤認です。川口市内全域を川口警察署がカバーしているわけではありません。
川口市の警察行政は、西川口・川口駅周辺の中央・南部・西部地区を管轄する「川口警察署」と、旧鳩ヶ谷市エリアや安行、神根、新郷、戸塚地区などを管轄する「武南警察署」の2つに二分されています。車庫証明や道路使用許可を申請する際、駐車場の所在地や作業現場が武南警察署のエリアであるにもかかわらず川口警察署へ申請に出向いてしまい、書類を受理されずに送り返されるケースが年間を通じて多発しています。
管轄境界は町名ベースで厳密に区分されています。例えば「青木」「並木」「本町」「金山町」などは川口警察署の管轄ですが、少し北や東に寄った「安行領根岸」や「戸塚」「鳩ヶ谷本町」などは武南警察署のエリアとなります。来庁前には必ず埼玉県警の管轄案内マップを参照し、対象となる住所がどちらの署に属しているかを確認してください。
また、防犯面におけるネット上の俗説にも注意が必要です。「警察は外国人事案に介入しない」といったデマが一部で流布していますが、これは明白な誤解です。現場の法執行は日本の国内法に基づき厳格に行われており、交通違反の反則切符交付や無車検・過積載車両の取り締まり件数は年々引き上げられています。根拠のない噂に頼って自警団的な行動を起こしたり、事実確認の取れていない動画を拡散したりすることは、かえって地域社会の治安維持を阻害するリスクを孕んでいます。