三橋貴志(賀来賢人)と伊藤真司(伊藤健太郎)の最強コンビに対し、最凶の宿敵として立ちふさがった相良。クライマークスのアクションシーンにおける彼らの激突は、平成末期のTVドラマ史に残る殺陣の熱量を見せつけた。
泥まみれになり、髪を乱し、本気で相手を潰しにかかる壮絶な立ち回り。スタントに頼りすぎず、自らの肉体を極限まで駆使してぶつかり合う姿には、単なる娯楽作を超えた凄みが宿っていた。共演した賀来賢人も後に「磯村くんが本気でぶつかってきてくれたから、自分たちも限界を超えた熱量を出せた」と振り返っている。相手の全力を引き出す「受けの演技」と「攻めの執念」が、あの最高潮のドラマティックな決闘を生み出したのである。