事故が発生したのは、ポール・ウォーカー自身が設立した慈善団体「リーチ・アウト・ワールドワイド(ROWW)」が主催する、フィリピンの大型台風被災者を支援するためのチャリティイベントの最中でした。会場となった自動車カスタムショップ「Always Evolving」の周辺は、週末の工業団地ということもあり、人通りや一般車両の往来が非常に少ない環境でした。
ポール・ウォーカー 事故 当時のニュースによると、運転席にいたのはポールの親友であり、プロのレーシングドライバーでもあった実業家のロジャー・ロダス(Roger Rodas)氏(当時38歳)でした。助手席にポールを乗せたポルシェ・カレラGTは、イベント会場を出発してわずか数百メートル離れたヘラクレス・ストリートのカーブを抜けた直線区間で制御を失いました。
ポール・ウォーカー 事故 現場の様子は惨状を極めていました。激突の衝撃によって車体はほぼ真っ二つに裂け、電柱や木々はなぎ倒され、猛烈な炎と黒煙が立ち込めていました。異変に気づいたイベント会場の友人やスタッフたちが複数の消火器を手に現場へ駆けつけ、炎を鎮火させようと決死の救出活動を試みましたが、火勢が強すぎるため車内に近づくことすら困難な状況でした。