ピンクレディーSos放送禁止の真相とは?電波法の噂と初1位の全記録

ピンクレディーSos放送禁止の真相とは?電波法の噂と初1位の全記録

ピンクレディーSos放送禁止の真相とは?電波法の噂と初1位の全記録についての真相をお届けします。

昭和歌謡のアーカイブにおいて、「放送禁止歌」の烙印を押された楽曲は数多く存在しますが、『S・O・S』が辿った経緯は他の反体制ソングや艶笑歌とは根本的に異なっていました。原因となったのは、歌詞でも歌唱でもなく、イントロの冒頭に鳴り響く「・・・ --- ・・・」という本物のモールス符号(遭難信号音)でした。

1976年11月25日のレコード発売直後、海上保安庁や電波監理局(現・総務省)への配慮から、日本民間放送連盟(民放連)およびNHKの考査部門が激震に見舞われます。問題視された法的根拠は、電波法第106条が定める「遭難通信の取扱」および「虚偽通信の禁止」でした。万が一、遭難救助に従事する船舶や航空機、沿岸無線局がラジオ放送から漏れ出た信号を誤認した場合、人命救助活動に重大な支障をきたす恐れがあるという見解が浮上したのです。

結果として、レコードそのものの販売差し止め(発禁)という最悪の事態こそ免れたものの、放送局各社は「冒頭のモールス信号音を消去した特別音源」を作成し、ラジオやテレビの生放送ではイントロを削って演奏するという異例の自主規制措置を講じました。当時のディレクター陣が「レコード会社から届いたマスターテープにハサミを入れ、頭の数秒を物理的に切り落としてオンエアした」と回顧録で語るほど、現場は切迫した対応を強いられたのです。

吉田 誠
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吉田 誠

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