営業当時の笠間桜カントリー倶楽部は、プレーヤーの間でどのように評価されていたのでしょうか。当時のゴルフコミュニティサイト、口コミ掲示板、元会員の手記からその実像を紐解きます。
コースレイアウトの特徴としては、丘陵地の地形を活かしたアップダウンと適度なトリッキーさが挙げられます。フェアウェイはややタイトで、正確な方向性が求められる戦略的な設計でした。一方で「ブラインドホールが多く初心者には球探しが大変」「カート道の整備が甘い」といった指摘もありましたが、それらを補って余りあるのが「春の桜の見事さ」と「圧倒的なコストパフォーマンス」でした。昼食付きで格安のプランが多く、週末をカジュアルに楽しみたいアベレージゴルファーから絶大な支持を集めていたのです。
しかし、その裏で悲劇を背負ったのが笠間桜カントリー倶楽部の会員権を保有していたメンバーでした。倒産・破産手続きに伴い、預託金の配当率は数パーセント程度、あるいは全額が事実上紙くず同然となる事態に直面しました。あるベテラン会員は知恵袋や専門ブログに「定年後の楽しみに退職金で買った会員権だったが、ある日突然の閉鎖通告。説明会でも明確な弁済計画は示されず、怒りを通り越して虚脱感しかなかった」と告白しています。