店頭で商品を選ぶ際、多くの人が混同しやすいのがカフェラテとカフェオレの違いです。日常会話では同義語のように扱われがちですが、抽出技術と原材料の配合比率には明確な境界線が存在します。
フランス発祥のカフェオレは、一般的にドリップ抽出したレギュラーコーヒーと温めたミルクを「1対1」の同量で合わせるスタイルを指します。苦味がマイルドで、口当たりが優しく、朝食用の大きなボウルで飲む文化から発展しました。一方、イタリア発祥のカフェラテは、高圧で短時間に抽出した濃厚なエスプレッソに対し、スチームミルク(温めたミルク)を「2対8」前後の比率で合わせるのが標準です。
この定義を踏まえると、現在のコンビニ各社の戦略が鮮明に浮かび上がります。セブンイレブン カフェラテやファミリーマート カフェラテは、いずれもレジ横のマシンで高圧エスプレッソを抽出し、ミルクを泡立てて注ぐ本格的なカフェラテ方式を採用しています。対照的に、ローソン マチカフェ カフェオレは、ドリップコーヒーの軽やかさとエリア指定の生乳100%をブレンドした伝統的なカフェオレの飲みやすさを前面に押し出す店舗展開を行っています。
さらに冷蔵棚に並ぶチルドカップ飲料の多くは、食品表示基準において「乳飲料」や「コーヒー」に分類されます。生乳をたっぷり使った贅沢なものから、植物油脂や粉乳、香料で調整したものまで千差万別であり、パッケージ裏面の原材料表示を見るだけでその商品のキャラクターが一目で判別できます。