偽りのセレブライフを演出するための偽装工作は年々高度化しており、専用のビジネスモデルまで確立されています。代表的な手口として以下の4パターンが挙げられます。
第一に、タワマンレンタルスタジオ撮影の活用です。都内にはタワーマンションの一室を模した時間貸しスタジオや、実際に高級タワマンの高層階を時間単位で借りられるサービスが存在します。1時間数千円から数万円で借り切った部屋にハイブランドの紙袋を持ち込み、あたかも「自宅のリビングでくつろいでいる」かのような写真を何十枚もまとめ撮りする手法が常態化しています。
第二に、高級外車わナンバー偽装です。フェラーリやランボルギーニ、ポルシェといったスーパーカーの運転席で撮影された写真ですが、実際は高級車専門のレンタカーやカーシェアを利用しています。レンタカー特有の「わ」ナンバーや「れ」ナンバーが写り込まないよう絶妙なアングルで車体をトリミングしたり、ナンバープレート隠しのステッカーを貼って誤魔化す手法が横行しています。
第三に、ブランド品レンタル見栄のテクニックです。月額制のブランドバッグや高級腕時計のサブスクリプションサービスを利用し、毎月異なるハイブランド品を身につけて「買い物をした」かのように見せかけます。中には直営店の前で紙袋だけを持って記念撮影し、商品は買わずに立ち去るという徹底した工作を行うケースも報告されています。
第四に、札束画像フリー素材特定に見られる現金の偽装です。デスクの上に積まれた1000万円単位の札束は、ネット通販で安価に購入できる「札束レプリカ(一番上と下だけが本物で間は白紙)」であったり、海外のフリー素材サイトや他人の投資報告画像を無断加工したものが大半です。画像検索ツールにかければ、即座に元ネタが判明することも珍しくありません。