KOJIの音楽家としての原点は、1991年に大阪で結成された前身バンド「STRIPPE-D-LADY」に遡ります。その後、バンド名をLa'cryma Christiへと改名し、1997年5月にシングル『Ivory trees』でメジャーデビュー。SHAZNA、FANATIC◇CRISIS、MALICE MIZERとともに「ヴィジュアル系四天王」と称され、一大ムーヴメントの中心へと駆け上がりました。
KOJIのキャリアを語る上で欠かせないのが、その卓越したメロディメイク能力です。ヴィジュアル系という枠組みに収まらないプログレッシブロックや民族音楽のエッセンスを取り入れた緻密なアンサンブルにおいて、KOJIが担当した楽曲は常に「美しく、どこか哀愁を帯びたキャッチーさ」を放っていました。バンドの代表曲として名高い『THE SCENT』や『Lhasa』など、叙情的なメロディラインの数々は彼の繊細な感性から生み出されたものです。
2005年、自身の更なる音楽的追求のためLa'cryma Christiを惜しまれつつ脱退。しかし、彼の音楽への情熱が途絶えることはありませんでした。翌2006年には、元PIERROTのギタリスト・潤、そしてオーディションで発掘したボーカリスト・翔太とともに新バンドALvino(アルヴィノ)を結成。La'cryma Christi時代とは一味異なるアコースティックとストレートなロックを融合させたサウンドを展開し、全国をくまなく巡るライブ活動を通じて新たなリスナー層を開拓していきました。