株式分割後に最も多くの個人投資家がつまずいたのが、「100株買ったのにディズニーの株主優待チケットが届かない」という優待ルールの誤認です。知恵袋やSNSなどのコミュニティでは、権利確定日を過ぎてから仕様の違いに気づいた投資家の困惑する声が散見されます。
「分割されて40万円前後で買えるようになったから、これで毎年ディズニーに行けると思って100株買ったのに、優待案内が入っていなくて愕然とした」「ルールをよく読んだら500株必要だった」というケースは後を絶ちません。
オリエンタルランドの公式規定では、分割後の100株保有者に対しては、原則として毎年のパスポート配布はありません。ただし、救済措置として「長期保有株主向け優待制度」が設けられており、100株以上を3年以上継続保有した場合に限り、毎年12月に1枚進呈される仕組みとなっています。
つまり、毎年欠かさずにディズニーチケットを受け取りたい場合、以下のいずれかの選択肢を取る必要があります。
- 選択肢A:500株以上を一括または段階的に取得する(3月末基準で年1枚進呈)。
- 選択肢B:100株を取得した上で、同一株主番号のまま3年間じっくり保有し続ける。
このルール設計の背景には、優待目当ての短期売買を防ぎ、長期で企業を応援してくれる真のファン株主を優遇したいという経営陣の明確なメッセージが込められています。