ノーマライゼーションとは?8つの原則や具体例と課題を徹底解説

ノーマライゼーションとは?8つの原則や具体例と課題を徹底解説

ノーマライゼーションとは?8つの原則や具体例と課題を徹底解説について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

ノーマライゼーションを理解するうえで避けて通れないのが、「インクルージョン」「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」といった関連用語との違いです。これらは目的意識を共有しつつも、着眼点やアプローチが明確に異なります。

概念名主要な対象と目的アプローチ・発想の基盤編集部の見解・位置づけノーマライゼーション障害者や高齢者を含むすべての人に「普通の生活」を保障する。社会の制度や生活様式を「当たり前の基準」に整え直す理念。すべての社会福祉政策と共生思想の礎となる哲学的基盤。インクルージョン(包摂)障害者だけでなく、国籍、性別、年齢などすべての多様な個人。「違い」を前提として誰も排除せず、組織やコミュニティに包み込む。ノーマライゼーションの発展形であり、教育・組織論で重視される実践形態。バリアフリー障害者や高齢者など、既存の環境で障壁(バリア)に直面する人。すでに存在する物理的・心理的・制度的な壁を事後的に「除去・修正」する。段差解消スロープや点字ブロックなど、具体的な環境改善の手法。ユニバーサルデザイン障害の有無、年齢、言語能力に関係なく、すべての生活者。設計・企画の「最初から」、誰もが使いやすくわかりやすいモノ・環境を作る。バリアフリーの限界を乗り越えるための製品・空間開発の設計思想。

ノーマライゼーションが「障害者を社会の一員として迎え入れ、同等の生活条件を整える」という理念・権利の確立を指すのに対し、インクルージョンはさらに一歩進め、「社会そのものが多様な個人の存在によって構成されている」という前提に立ち、最初から誰一人排除しない仕組みを目指します。また、バリアフリーやユニバーサルデザインは、それらの理念をハード面・ソフト面で具現化するための手段・手法として位置づけられます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。