クリーピングタイムは地中海沿岸原産のシソ科ハーブであり、高温多湿を嫌い、日当たりと水はけ(排水性)の良いアルカリ寄りから中性の土壌を好みます。日本の自然土壌は降雨の影響で酸性に傾きやすいため、庭土への適切な土壌改良が不可欠です。
定植の2週間前までに、植え付け予定エリアへ苦土石灰(または有機石灰)を1㎡あたり100g程度混和し、土壌pHを6.5〜7.0前後に調整します。さらに水はけを向上させるため、腐葉土やパーライト、軽石小粒をすき込みます。
プランターや鉢植えで育てる場合の土作り配合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1の比率をベースにし、元肥として緩効性化成肥料を少量混ぜ込みます。市販の「ハーブ専用培養土」を使用する場合は、水はけ向上のために川砂や軽石を1割ほどブレンドすると過湿トラブルを防げます。
水やり頻度に関しては、「表土が白く乾いたらたっぷりと与える」のが鉄則です。クリーピングタイムは過湿になると根腐れや株元の蒸れを起こしやすいため、常に土が湿っている状態は厳禁です。地植え定着後の水やりは基本的に降雨に任せ、日照りが長期間続いた場合のみ朝方に補水します。