店舗で警察官が万引きを行った際、現場ではどのような万引きの警察捜査手続きが取られるのでしょうか。一般的に商業施設で万引きが捕捉された場合、店舗の保安員(万引きGメン)や店員によって事務室へ連行され、110番通報が行われます。
駆けつけた所轄署の地域課員に対し、被疑者が「実は〇〇署の警察官だ」と身元を明かした瞬間、現場には異様な緊張が走ります。現行犯逮捕の要件を満たしている場合はそのまま身柄を拘束されますが、身元が確かで証拠隠滅や逃亡の恐れがないと判断された場合は、任意同行の上で取り調べが行われ、後日書類送検となるケースもあります。
その後、事案は直ちに各都道府県警察本部の警務部監察官室へ報告されます。監察官室は警察組織内の「警察」とも呼ばれる部署であり、容疑者となった警察官に対して徹底的な内部調査を実施します。動機、余罪の有無、金銭状況、勤務態度はもちろん、私生活のトラブルに至るまで洗い出され、刑事手続と並行して懲戒処分の量定が決定されます。