天開稲荷社での祈願を実りあるものにするためには、この地ならではの参拝作法を理解しておく必要があります。社殿正面には、一般的な神社では見られない独特の鈴が掛けられています。
それが、中央に鎮座する大きな鈴を取り囲むように並ぶ「十二支鈴」です。それぞれの鈴には干支が割り振られており、参拝者は次のような手順で神前に祈りを捧げます。
- 拝殿前に進み、軽く一礼する。
- 並んだ鈴の中から自分の生まれ干支の鈴を探して鳴らす。
- 続いて、正面中央にある大きな本鈴を力強く鳴らす。
- 「二礼二拍手一礼」の標準的な作法で、日頃の感謝と開運の志を神前に奏上する。
- 社殿での参拝を終えた後、心を静めて裏手の奥の院(石室)へと向かう。
自分の干支を鳴らしてから主鈴を鳴らす所作は、自分自身の魂を神前に繋ぎ止め、天からの加護を一身に受けるための儀式とされています。奥の院の石室に入る際は、帽子を脱ぎ、静かに一礼してから足を踏み入れる配慮を忘れてはなりません。