寝る前アイスは本当にNg?太る噂の真相と睡眠への影響を徹底解説

寝る前アイスは本当にNg?太る噂の真相と睡眠への影響を徹底解説

寝る前アイスは本当にNg?太る噂の真相と睡眠への影響を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

「寝る前にアイスを食べると脂肪になる」という言説は、都市伝説ではなく確固たる生理学的根拠に基づいています。その中核にあるのが、体内時計を制御する時計遺伝子タンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」の存在です。日本大学薬学部などの研究チームが解明したデータによると、BMAL1は細胞内に脂肪を蓄積させる酵素の働きを促進する性質を持ち、体内での発現量は時間帯によって最大20倍から50倍近く変動します。

BMAL1の分泌量が最も低下するのは14時から15時前後であるのに対し、22時から深夜2時にかけてピークを迎えます。つまり、日中に食べるアイスと同じカロリーであっても、深夜に摂取された糖質と脂質は、代謝されずに白色脂肪細胞へとダイレクトに格納されやすい環境が整っているのです。

さらに見逃せないのが寝る前アイス血糖値スパイクの危険性です。アイスクリームは単糖類や二糖類といった吸収の極めて速い糖分を高濃度で含んでいます。空腹状態に近い夜間の胃袋にこれが流れ込むと、わずか20〜30分で血糖値が跳ね上がります。急激な高血糖を感知した膵臓からは、血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌されます。インスリンは別名「肥満ホルモン」とも呼ばれ、血中の余剰糖分を中性脂肪に変えて細胞へ閉じ込める強力な作用を発揮するため、寝ている間に脂肪蓄積が猛烈なスピードで進行します。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。