立ち上がり基礎や擁壁など、型枠を組んでコンクリートを打設する場合は、型枠の出隅(角になる部分)にあらかじめ「面木」と呼ばれる部材を仕込んでおくのが標準的な工法です。コンクリート面木の使い方を正しく把握することが、脱型後の美しい仕上がりを決定づけます。
現在流通している型枠面木の種類は、主に以下の3つに大別されます。
・プラスチック製(発泡・PVC):柔軟性があり、剥離性が抜群。表面が滑らかに仕上がり、現代の現場で主流となっています。
・木製面木:昔ながらの杉や松の加工材。現場での切断加工が容易で、コストパフォーマンスに優れますが、吸水による反りに注意が必要です。
・マグネット式面木:鋼製型枠専用で、釘を使わずに脱着できるため再利用性に優れています。
面木を設置する際は、型枠の内角に隙間なく固定するのが鉄則です。釘止めする場合は、コンクリート打設時の側圧で面木が浮き上がらないよう約150mm〜200mmピッチで小頭釘を打ち込むのがポイントです。隙間があるとセメントペースト(ノロ)が入り込み、バリや角のガタつきの原因になります。