熱心なファンが最も気をもむのが、いぶきの森球技場でのファンサービスおよびサインや写真撮影の可否です。かつてのような気軽なツーショット撮影や複数アイテムへのサイン要求が日常的だった光景は、プロスポーツビジネスの高度化とセキュリティ意識の高まりによって大きく変化しました。
クラブが定める公式の見学ルールにおいて、特に厳正な対処が求められる項目は以下の3点に集約されます。
- 静止画・動画撮影の制限:練習中の「動画撮影」は全時間帯で禁止されています。静止画撮影は認められる日があるものの、戦術練習やセットプレー、怪我人の別メニュー調整状況が推測される写真のSNS投稿は、対戦相手への情報漏洩(スカウティングリスク)となるため固く禁じられています。
- ファンサービスの限定運用:練習後のファンサービスは、原則としてクラブが指定した「ファンサービスエリア」でのみ実施されます。選手1人につき「サイン1点」または「写真撮影1カット」などの個数制限が設けられるケースが標準化しています。
- 天候および健康管理による中止規定:夏季の暑さ指数(WBGT)が基準値を超えた場合や、豪雨・雷注意報の発令時、さらにはシーズン佳境の公式戦直前には、現場判断でファンサービスが予告なく中止されます。
かつてネット上の掲示板やファンコミュニティで散見された「ゲート前で待っていれば必ず全員からサインがもらえる」という情報は、現在の現場では完全に通用しません。クラブ側がアスリートファーストを貫く背景には、選手の筋肉系トラブル予防やリカバリー時間の確保といった科学的なチームマネジメントの導入があります。現場の警備スタッフの指示に従わないサポーターに対しては、退場処分や今後の見学拒否といった断固たる措置が取られています。