肩幅が狭い体型には、他の骨格タイプにはない際立ったメリットが存在する一方で、特有のスタイリング上の悩み(デメリット)も生じます。視覚心理学(幾何学的錯視)の観点からそのメカニズムを解き明かします。
最大のメリットは、「圧倒的な華奢見えと清潔感」です。肩の主張が控えめなため、首が細く長く見え、柔らかくフェミニン、あるいは洗練された都会的な印象を与えやすくなります。また、重ね着(レイヤードスタイル)やオーバーサイズアイテムを着ても「着太り」しにくいという大きなアドバンテージがあります。
一方でデメリットとして多くの人が抱えるのが、「相対的に顔が大きく見えてしまう錯覚(エビングハウス錯視)」です。人間の視覚は、隣接するフレーム(肩幅)が小さいほど、その内側にある要素(頭部・顔)を大きく認識する性質を持っています。さらに、なで肩が合わさるとバッグのストラップがずり落ちやすい、ジャケットの肩先が余ってだらしなく見えやすいといった実用面での課題も生じます。