実際に柴又野球場B面を本拠地や遠征先として使用している草野球チーム代表者たちの証言を集めると、パンフレットや自治体サイトでは見えてこないリアルな現場の輪郭が浮かび上がる。
「B面はライトフェンスの向こう側が遊歩道と川に近いため、左打者の引っ張り警戒で外野手が極端に深めのシフトを取らざるを得ない。しかも風が強い日はセンター方向へ押し戻されるため、中継プレーの判断が狂いやすい」(都内私設リーグ運営者)
「グラウンド状態の可否判断が朝7時過ぎに葛飾区の管理事務所からアナウンスされるが、遠征組はすでに出発している時間帯。小雨決行を信じて現地に到着したものの、河川敷の増水警戒基準に達して使用中止になり、メンバー全員で柴又帝釈天の草団子を食べて帰った経験が何度もある」(社会人チーム主将)
SNSやオープンな掲示板での書き込みを精査しても、「駅近で便利だが、グラウンド整備用のトンボが摩耗している」「午後の試合は太陽がバックネット方向に沈み、捕手と球審がボールを見失いやすい」といった、実践者ならではの緻密な指摘が目立つ。こうした利用者の肉声は、単なるスペック比較では得られない重要な戦術判断材料となる。