ファンを魅了してやまない彼女のキャリアだが、その裏側には知られざる壮絶な物語が存在する。特に話題となるのが、彼女を襲った甲状腺機能亢進症(バセドウ病)との闘病劇だ。声優にとって命とも言える声帯や体調に直結する病との戦いは過酷を極めた。動悸や倦怠感、声のコントロールの難しさに直面しながらも、彼女はマイクの前に立ち続けた。海外への拠点移動や子育ても重なり、表舞台から距離を置いた時期もあったが、表現への情熱が潰えることはなかった。
また、劇中で語り継がれる名セリフの誕生には、演技という枠を超えた魂の削り合いがあった。アフレコ現場での過酷な要求に応えるため、宮村は自らの感情を限界まで追い詰めた。役に没入するあまり、プライベートでもアスカの感情を引きずり、精神的に追い詰められたという裏話は今や語り草だ。肉体と精神の限界に挑み続けた日々があったからこそ、あの声は聴く者の心を揺さぶり続けている。