上京後、ジャズ界の人々や漫画家・赤塚不二夫に見出されたことで、彼の運命は劇的に動き始める。赤塚氏の自宅に居候し、居間で繰り広げる破天荒な芸風は瞬く間に噂となった。
デビュー当初の彼は、義眼の上に黒いアイパッチ(眼帯)を装着してメディアに登場していた。「マッドネス」な雰囲気を醸し出す独自の異色芸人として注目を浴びたが、テレビメディアへの進出に伴い、視聴者に過度な威圧感を与えないよう黒縁のサングラスへとスタイルを変更する。
芸能事務所「田辺エージェンシー」への所属を経て、このサングラス姿こそが彼の代名詞となった。ハンデを打ち消すどころか、唯一無二のクールなキャラクターへと昇華させた演出力は、まさに彼ならではの美学と言える。