岐阜の夜の街を俯瞰すると、出会いのインフラは明確な変容を見せている。数年前まで中心だったのは、カジュアルな居酒屋スタイルの店舗だった。しかし現在、JR岐阜駅前や柳ヶ瀬周辺で支持を集めているのは、シックな照明とソファー席を備えた落ち着いた空間だ。外食産業全体が体験価値を重視するなか、単に酒を飲む場所から「質の高い時間を過ごす場所」へと店舗のコンセプトがシフトしている。
利用者の層も変化した。かつては20代前半の学生や新社会人が中心だったが、現在は仕事帰りの20代後半から30代の男女が急増。同僚とふらりと立ち寄るグループから、仕事の合間に一人でスマートに足を運ぶ客まで、利用スタイルは多彩を極めている。