YouTubeの広告剥奪によって従来のビジネスモデルが崩壊したローガン・ポールは、生き残りをかけて新たな舞台へ舵を切りました。その転換点となったのが、イギリスのトップYouTuberであるKSIとのボクシングマッチです。素人同士のメガイベントとしてペイ・パー・ビュー(PPV)で大成功を収めたこの興行は、彼のキャリアを大きく変えることになります。
同じく過激な企画で数々の炎上を経験していた弟のジェイク・ポールも、この流れに呼応するようにプロボクシングへ本格参戦。元UFC王者たちを次々とリングに沈め、ボクシング界の伝説マイク・タイソンとの公式戦を実現させるなど、兄弟揃って格闘技界のメガドロー(観客を呼べるスター)へと変貌を遂げました。
過激な動画で再生数を稼ぐだけの「迷惑系インフルエンサー」から、己の肉体を極限まで鍛え上げてリング上で大金を稼ぐ「リアルアスリート」への転身。この大胆なピボットこそが、ローガン・ポールが社会的な抹殺を免れた最大の要因でした。