夜、ベッドに入ってもなかなか寝付けない――そんな悩みを抱える人に共通しているのが「深部体温」のコントロール不足だ。人の身体は、体の中心部の温度(深部体温)が急激に下がるときに強い眠気を感じる仕組みになっている。ここでお風呂が圧倒的な威力を発揮する。
湯船に15分ほど浸かることで、深部体温は約0.5度上昇する。そして入浴後、上がった体温は時間をかけて元に戻ろうとし、約90分後に急降下を始める。このタイミングに合わせてベッドに入るのが、睡眠研究者が推奨する「90分前の黄金ルール」だ。意図的に体温のアップダウンを作り出すことで、寝つきがスムーズになるだけでなく、夜間の成長ホルモン分泌量も高まり、翌朝のすっきりとした目覚めを約束してくれる。