運命のギアが大きく動いたのは、音楽業界の頂点に君臨していたプロデューサー小室哲哉との出会いだった。彼が手掛けたデビューシングル『love the island』は、爽やかなグアムの風を感じさせるメロディと洗練されたサウンドメイキングで話題を呼んだ。ソニー・ミュージックエンタテインメントからリリースされたこの楽曲は、グアム政府観光局のキャンペーンソングにも起用され、瞬く間にチャートを駆け上がった。
レコーディング現場では、極限の緊張感の中で試行錯誤が繰り返されていたという。小室特有のハイトーンと複雑なリズム構成に対して、彼女は持ち前の直感力と努力で喰らいついた。ブースの中で一フレーズごとに表現力を磨き上げていった舞台裏の集中力は、周囲のスタッフを驚かせた。単なるシンデレラガールではなく、一人の真摯なシンガーとしての覚悟がそこに宿っていた。