2026年現在の最新医学データにおいても、ヨウ素制限による甲状腺機能の回復効果が強く裏付けられている。PubMedに収載された最新の追跡研究では、ヨウ素の過剰摂取によって甲状腺機能低下症を発症した患者の8割以上が、昆布などの高ヨウ素食品の摂取を一時的にストップしただけで、薬物治療を行わずに甲状腺ホルモン値が正常範囲へ復帰したと報告されている。
また、内分泌の臨床データでも、日常の出汁を昆布から鰹節や煮干しに変えるだけで、血中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)数値が劇的に改善した例が多数示されている。つまり、海藻による甲状腺へのダメージは、早期に気づいて食生活を見直せばリバーシブル(回復可能)であることが多いのだ。体に異常を感じた際に、薬に頼る前にまず食卓の海藻を見直すことの医学的意義はきわめて大きい。