新大阪駅は、新幹線、在来線、地下鉄が入り組む巨大なトラフィックハブだ。だが、周辺の道路設計は、突如押し寄せた怒涛の大型車両群を捌ききれる構造にはなっていない。特にインバウンド観光産業が爆発的な伸びを見せる中、京都・奈良・神戸へと向かう中継拠点として当駅を利用する団体旅行の数は跳ね上がり続けている。
朝夕のピーク時、南側ロータリー付近は巨大な車体が何重にも並び、まるで動く巨大な壁だ。路地からあふれ出た車列は周辺の主要幹線道路まで伸び、路線バスや一般車の通行を容赦なくブロックする。街全体の血流が滞るような悪循環が日常茶飯事となっている。