ミッキー・ロークの映画人生は、ハリウッド史上最も浮き沈みの激しいジェットコースターのような軌跡を描いています。その変遷を客観的データとともに整理しました。
2005年、ロバート・ロドリゲス監督の『シン・シティ』で心優しき怪力男マーヴ役を演じて強烈な再評価を得たロークは、2008年(日本公開2009年)、ダーレン・アロノフスキー監督の『レスラー』でキャリア最大の頂点を迎えます。
ステロイドに頼り、心臓病を抱えながら場末のリングに上がり続ける落ちぶれた元人気プロレスラー、ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソン。その姿はまさにミッキー・ローク自身の人生そのものでした。身を削るような魂の熱演は世界中を震わせ、第65回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞をもたらしたほか、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。そして第81回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるという、映画史に残る劇的な返り咲きを果たしました。
その後はメガヒット大作『アイアンマン2』で宿敵ウィップラッシュ(イワン・ヴァンコ)役に抜擢されるなど、ハリウッドの第一線へと完全復帰を遂げたのです。