「施術当日は絶対に髪を洗わないでください」――この長年の定説は、どこまでが真実でどこからが過剰な警戒なのか。現役のトップスタイリストたちに取材を試みると、薬剤の進化によって当日洗髪のリスク自体は昔ほど致命的ではなくなっているという意外な声が返ってきた。しかし、結論から言えば「最低24時間、できれば48時間は洗髪を控える」のが今なお安全策の王道だ。
シャンプーの泡立ちや摩擦そのものよりも、髪が水に濡れて膨潤し、一時的に結合が緩むことこそが形状崩れを招く。当日に避けるべきNG行動はシャンプーだけではない。きつく髪を結ぶヘアゴムの使用、長時間の耳かけ、カチューシャや帽子の着用、そして何より濡れた状態での就寝だ。枕との摩擦による物理的圧力は、固定されきっていないストレート構造に容赦なく歪み(寝癖)を刻み込む。