耳の後ろの腫れは放置危険?原因特定と受診すべき診療科を徹底解説

耳の後ろの腫れは放置危険?原因特定と受診すべき診療科を徹底解説

耳の後ろの腫れは放置危険?原因特定と受診すべき診療科を徹底解説とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

耳の裏側は、薄い皮膚の下にリンパ節や唾液腺、頭蓋骨の一部である乳様突起が複雑に入り組む解剖学的な要所だ。ここで生じる腫れの多くは良性病変だが、その成り立ちは疾患によってまったく異なる。

日常診療で最も高頻度に遭遇するのが、皮膚の下に袋状の組織ができて老廃物や皮脂が蓄積する粉瘤(アテローム)である。中央部に黒い点のような開口部が見られることも多く、細菌感染を起こすと急激に赤く腫れ上がって強い拍動痛をもたらす。無理に中身を押し出そうとすると内部で破裂し、皮下に強い炎症を広げてしまうため注意が必要だ。

もう一つの代表格が、後頭部・耳介後部リンパ節炎である。頭皮の湿疹や虫刺され、あるいは風邪や咽頭炎などの上気道感染に伴い、免疫応答としてリンパ節が防御反応を起こして腫脹する。通常は圧痛を伴い、原因となった感染症が落ち着くと自然に縮小していく傾向がある。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。