『忍たま乱太郎』を深く知る上で見逃せないのが、原作漫画『落第忍者乱太郎』とアニメ版におけるくのいち教室の扱いの違いです。実は、連載初期の原作漫画にはくのいち教室自体が存在せず、ユキたち三人組はアニメオリジナルキャラクターとして誕生しました。
アニメ第1期から画面を華やかに彩る三人組の存在感が絶大な人気を博した結果、原作者の尼子騒兵衛が原作漫画へ三人組を「逆輸入」する形で登場させるという、当時としては画期的なメディアミックス展開が実現しました。
原作漫画におけるくのいちたちは、アニメ版よりもさらにシビアでプロフェッショナルな忍者としての訓練を受ける姿が描かれており、毒舌の切れ味や忍術の鋭さにも独自のリアルさが漂っています。アニメ版の親しみやすさと原作のストイックな忍者描写の双方が相乗効果を生み、ユキのキャラクター造形に深みを与えています。