医療の視点から見れば、短期間での極端な減量は生命維持システムに対する明白な攻撃に他ならない。日本肥満学会のガイドラインでも、安全な減量ペースは月に現在の体重の数パーセント程度が推奨されている。短期間でそれを遥かに超える減量を行えば、筋肉量の激減、骨密度の低下、さらには心筋への不可逆なダメージを招く。
厚生労働省が発信する健康情報においても、急激な体重減少は基礎代謝の著しい低下や免疫不全、胆石症のリスクを高めると警告されている。心臓は筋肉でできているため、極度の飢餓状態に陥ると体は自らの心筋を分解してエネルギーを作り出そうとする。これが不整脈や突然死の引き金になることは、医学界では周知の事実だ。