大田原といえば、かつて日本一の生産量を誇った「栃木大田原産の唐辛子(栃木三鷹)」と、極上の肉質を誇る「大田原牛」で知られる。しかし、近年の農家たちが取り組んでいるのは、単なる銘柄の維持にとどまらない。
広大な那須野が原の平野部では、ドローンや自動運航トラクター、AIハウス環境制御を駆使したスマート農業が急速に普及している。地元青年農家のグループは「データを活用することで労働時間を4割削減し、収穫量を3割増やした」と胸を張る。さらに、生産された激辛唐辛子は加工食品だけでなく、コスメや医薬品原料としても世界へ展開され、高品質な大田原牛もグローバルECを通じてダイレクトに国内外のグルメへ届く仕組みが整った。