切迫する危機に対し、最新の技術と知恵を集結させた防災・減災産業のイノベーションが急速に進んでいる。耐寒・防滴性能を極限まで高めた非常用電源装置や、氷点下でも瞬時に体温を保護する高機能防寒シェルター、さらには衛星通信を介して通信インフラが断絶した地域でも救援要請を行えるデバイスなど、過酷な現場を想定した製品群が次々と実用化されている。
家庭や企業レベルで今すぐ始めるべき対策も明確だ。耐震補強や家具の固定といった基本的な耐震化はもちろん、ハザードマップを再確認し、車を使わない高台への徒歩避難ルートを家族全員で共有しておくことが生存率を劇的に引き上げる。真冬の避難に備え、防寒着や温かい飲料水、ヘッドライトを収めた非常持ち出し袋を玄関近くに常備しておくことも命を繋ぐ要となる。