素材の魅力を再発見し、アートへと高める機運はデザイン界全体にも広がっている。タレントとしてデビューし、現在はデザイナーや衣装家として国際的な賞を受賞するなど第一線で活躍する篠原ともえは、日本の伝統工芸やHandmadeの持つ表現力を現代的に再解釈してきた存在だ。彼女のようなクリエイターが見せる素材へのこだわりと洗練された色彩感覚は、ハンドメイド界隈にも大きな刺激を与えている。
かつては単なる趣味や教育の一環と見なされがちだったDIY・手芸だが、プロのデザイナーの参入や提示するビジョンによって、その芸術的価値が再認識されつつある。プラ板という身近なプラスチック素材もまた、色合わせや切り出しの工夫一つで高級感あふれるジュエリーやプロダクトデザインへと昇華し得る可能性を秘めている。